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EPS室とは?集合住宅の光回線工事では意外に重要

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EPS室って何?どこにあるの?

一戸建てと違って、マンションやアパートで光回線の工事を行う場合には、
建物内にある設備などの場所をある程度把握しておかないといけません。

例えば、事前に工事業者の人から「EPS室の鍵を開けておいて」と言われたり、
工事当日に「EPS室はどこですか?」などと聞かれることもあります。

集合住宅住まいが長くなると、EPS室が何で、
どこにあるかは分かっていることもあるかもしれません。

しかし初めて集合住宅に住む場合には、EPS室がどういうもので、
どこにあるのか分からないこともあると思います。

ちなみに「EPS」というのは、「Electric Pipe Space(Shaft)」の略で、
電気や通信などの配線を各階に通すためのスペースのことです。

最寄りの電柱から共用部まで光回線が引き込まれ、
このEPSを通って各階各部屋へ分配されるわけです。

後にメンテナンスすることを考慮して、
道路に面した外周部に設置されていることが多いようです。

集合住宅での光回線工事では、EPS室内で作業を行うこともあります。

なので事前にEPS室の場所を確認しておき、必要であれば、
管理人さんや管理会社にお願いして鍵を開けておいてもらわないといけませんよ。

一戸建てにEPSは無い?

光回線の開通工事でEPSを意識しないといけないのは集合住宅の場合だけで、
一戸建てでは特に気にする必要はありません。

マンションやアパートには多くの部屋があり、
それらの電気・通信配線を効率良く管理するためにEPSが設けられています。

一戸建てでも、3階建て4階建てで10も20も部屋数があるような大豪邸なら
EPSが設置されている場合もあるかもしれません。

しかし一般的な大きさの一戸建て住宅であれば、
EPSが設置されることはほとんど無いようですね。

MDFはEPS以上に重要?

マンションやアパートなどの集合住宅の光回線工事で、
EPS以上に重要になるのが「MDF」です。

MDFは「主配線盤」のことで、建物内の全ての電話回線や通信回線を
1つにまとめて管理できるようになっている設備のことなんですね。

集合住宅の光回線工事では共用部まで光回線が来ているので、
あとは共用部から自分の部屋に回線を引き込むだけ、なんて言われることがあります。

この「共用部」というのがMDFのことだったんですね。

集合住宅の光回線工事では、このMDFでの作業がメインとなりますから、
先のEPS以上にMDFは重要となります。

MDFってどこにあるの?

比較的小規模なアパートの場合は、
管理人室内にMDFが設置されていることも少なくないようです。

また場合によっては、管理人室内ではなく、
管理人室近くの廊下に設置されていたりすることもあります。

部屋数の多いマンションになると、
「MDF室」という1つの独立した部屋を設けていることも多いみたいですね。

管理人室はもちろん、MDF室も住民が出入りする必要がある場所ではありません。

ですから、光回線の工事を行う際には事前に管理人さんや管理会社に連絡しておき、
場所を確認するとともに、工事当日には鍵を開けてもらわないといけませんよ。

できればIDFも知っておいた方が良い

場合によっては、EPS室やMDF室だけでなく、
「IDF室」にも入らないと光回線の開通工事ができないこともあります。

また訳の分からないアルファベット3文字が出てきたと思うかもしれません。

IDFは「中間配線盤」のことで、
MDFで分配された電話回線や通信回線をさらに分配する設備なんです。

要するに、電柱から引き込まれた光回線がMDFで各階に分配され、
さらにIDFで各部屋に分配されるというわけです。

各階の廊下に設置されていることもありますし、規模の大きいマンションになると
MDF室と同じように「IDF室」として部屋を設けていることもあります。

IDF室が設けられている場合は、EPS室やMDF室と同様に、
光回線の工事当日に鍵を開けてもらうようにお願いしておかないといけません。

またIDF室が無い場合でも、IDFがどこに設置されているかぐらいは
確認しておいた方が良いのではないでしょうか。
(工事業者の人の方が詳しい場合もありますが・・・)

集合住宅の光回線工事ってどんなことするの?

EPSやMDF、IDFといった専門用語が色々出てきましたが、
実際集合住宅の光回線工事ってどんなことをするのでしょうか?

先にも書きましたが、
最近の集合住宅では共用部であるMDFまで光回線が引かれていることが多いです。

なので一戸建てのように、
最寄りの電柱から光回線を引き込むところから行うことはほとんどありません。

あとはMDFから自分の部屋まで光回線を引っ張ってくるわけですが、
集合住宅が採用している配線方式によって工事内容が変わります。

集合住宅では
 ・光配線方式
 ・VDSL方式
 ・LAN方式
のいずれかの配線方式を採用していることが一般的です。

「光配線方式」の場合は、
MDFからEPSを通すなどして自分の部屋まで光回線を延ばします。

自分の部屋に光回線を引き込んだら、
室内に光コンセントを設置して工事が完了となります。

「VDSL方式」では、
MDFから既存の固定電話回線を使って自分の部屋に光回線を引き込みます。

VDSL方式だと光コンセントは設置されず、
固定電話のモジュラージャックに専用の機器が設置されて工事完了です。

「LAN方式」は、LANケーブルを使って自分の部屋へ光回線を引き込みます。

光配線方式やVDSL方式と違って、LAN方式だと入居時点で
部屋に光回線が引き込まれており、工事不要という場合も多いですね。

また光配線方式では、MDFだけでなく、EPSやIDFでも作業を行うことがあります。

しかしVDSL方式とLAN方式では、MDFのみで作業が終わることも多く、
EPSやIDFで作業が行われないことも少なくありません。

新たな回線を利用する場合は一から工事しないといけないことも

集合住宅では、共用部であるMDFまで光回線が引かれていることが少なくありません。

とは言え全ての光回線がMDFまで引き込まれているわけではなく、
大抵の場合は1種類の光回線のみとなっています。

もしMDFまで引き込まれているものとは別の光回線を使いたい場合には、
一戸建てと同様に、最寄りの電柱から引き込むところから工事することになります。

集合住宅全体で契約することで料金が安くなっていたりしますし、新たに回線を
引き込むとなると穴を開けたり、ビス留めしたりと壁を傷つけることもあります。

なので大家さんや管理会社が、MDFまで引き込まれているものとは
別の回線を開通させるのを許可してくれない場合も少なくありません。

また集合住宅内でその光回線を使っているのが自分だけだと、
一戸建て用の工事費や月額料金を請求されることもあります。

正直なところ、集合住宅で既に設置されている光回線とは別の光回線を
開通させるメリットはあまり多くないと思います。

もしどうしても使いたい光回線があるなら、
物件探しの段階でどの光回線が使えるのかをチェックしておいた方が良いですね。

開通工事に掛かる期間はどれぐらい?

光回線では、開通工事を申し込んでから
実際に開通工事が行われるまでの期間が結構長くなっているんです。

集合住宅は一戸建てに比べると早いんですが、
それでも2週間から1か月ぐらいは待たされます。

3月~4月など工事業者の繁忙期ともなると、
1か月半2か月待たされることも珍しくありません。

実際私の友人が光回線の開通工事を申し込んだところ、
繁忙期だったようで3か月待ちだと言われたそうです。
(一戸建てでしたが)

ですから、集合住宅・一戸建てに関わらず、
光回線の工事を申し込む際は極力繁忙期を避けた方が良いですね。

もし引っ越しなどで繁忙期に申し込まざるを得ない場合は、日時を指定せずに
工事業者の都合に合わせると、待たされる日数を減らすことができますよ。

開通工事そのものに掛かる時間は?

申し込んでから開通工事が行われるまでは長い間待たされますが、
開通工事そのものは短時間で終わります。

一戸建てのように一から回線を引き込む場合は、
長いと2時間30分ぐらい掛かることもあります。

しかし集合住宅の場合、MDFから自分の部屋に引き込むだけですから、
長くても1時間ぐらいで終わると思います。

配線方式がVDSL方式やLAN方式の場合は、
MDFだけでの作業だと30分ぐらいで終わることもあるそうですよ。

2週間から1か月も待たされた工事が30分や1時間で終わってしまうのは、
ちょっと拍子抜けですね。

開通工事には立ち合わないといけない

光回線の開通工事では、一戸建て・集合住宅に関わらず、
基本的に宅内での作業が必要となります。

そうすると、工事業者が人に家に勝手に入って作業するわけにいきませんから、
当然住民の立ち合いが必要なんですね。

VDSL方式やLAN方式でMDFの作業だけで終わるとしても、
集合住宅の敷地内に入るわけですから、やはり立ち会わないといけません。

中には「引っ越し前で盗られる物も無いので、
勝手に入って工事してもらって構わない」という人も居るかもしれません。

しかし工事業者としてもあらぬ疑いを掛けられるのはイヤでしょうし、
万一トラブルが発生して後で揉めるようなことになるとこちらとしてもイヤですよね。

立ち会いは部屋の住民以外でもOKなので、工事日に都合が悪い場合には
家族や友人にお願いして立ち会ってもらうようにしましょう。

集合住宅で既に設置されている光回線を使いたくない場合

大抵の集合住宅では、MDFまで引き込まれている光回線は1種類で、
住民からすると選択の余地が無いんですね。

ただ、既にMDFまで引き込まれている光回線を使いたくないという場合も
あるかもしれません。

しかし別の光回線を引こうにも、大家さんや管理会社の許可が下りず、
開通工事を行うことができないことも多いです。

そんな場合には、モバイル回線を利用するというのも選択肢の1つです。

モバイル回線と言うと、スマホのように1か月に使える通信量に制限があり、
自宅の固定回線としては使い勝手が悪いというイメージが強いかもしれません。

ところがWiMAXやワイモバイルのモバイルルーターであれば、
月間通信量が無制限で使えるようになっています。

それ以外にも、大手携帯キャリアであるソフトバンクの「SoftBankAir」も
通信量無制限で使えるモバイル回線です。

光回線に比べて通信速度が遅いとか、
安定性を欠くのでオンラインゲームに向かないなどの欠点もあります。

しかし使い方次第では十分光回線の代わりとなりますから、集合住宅に設置されている
光回線を使いたくない場合には選択肢として考えても良いんじゃないでしょうか。

-光回線の用語

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